『外壁塗装の塗り替え』に関する基礎知識


鹿児島県で外壁塗装を行っている、原園塗装です。
先日、塗装工事のお問い合わせをいただいた方より「家の外壁って塗り替える必要があるの?」とご質問を受けました。

結論から申し上げると、ほとんどの住宅は定期的に外壁の塗り替えを行う必要があります。
しかし、外壁塗装のことを詳しく知らず、塗り替えをせずにそのまま放置してしまうと、家にさまざまなトラブルが発生する原因に……。

そこで今回は、同じような疑問をお持ちの方のため、外壁塗装の「塗り替えに関する基礎知識」を解説していきます。

 

■外壁塗装の目的

それでは、まずは外壁塗装を行う目的について見ていきましょう。

●家を保護するため


外壁塗装をする最大の目的は、雨や雪などの水から家を「保護」すること。
家は、建ってから雨や雪にさらされ続けています。

外壁塗装には防水の役割があり、塗装をすることでそれらから家がダメージを受けることを防ぎます。
そのため、経年劣化で外壁塗装が防水機能を失うと、雨漏りなどのさまざまなトラブルが起こる原因になってしまうのです。

●家を長持ちさせるため


前述したとおり、外壁塗装をすることで防水機能を保ち、家を雨や雪などから守ることができます。
では、塗替えをせずにそのまま放置してしまうとどうなるでしょうか?

答えは、「家の内部や土台までダメージがおよび家の寿命が短くなる」です。

家を守る外壁塗装の防水機能がなくなってしまうと、内部の断熱材や防水シート、土台にまで浸入した水が到達します。
すると、それらが腐食してしまい雨漏りが発生したり、腐食した部分を改修工事する必要が出てきます。

また、最悪の場合は家を建て直すしかない場合も……。
そのため、家を良い状態に保ち安全に長く住み続けるためには、外壁塗装の塗替えは必要不可欠な工事なのです。

●美観を保つため


新築の際に塗装された塗料は、年月がたつと経年劣化していきます。
すると、本来塗装していた塗料が変色したり、色褪せが起こります。

家の美観は永久的に保たれるものではありません。
外壁塗装を行うと、新築のようなきれいな状態の外観を取り戻したり、家の印象を大きく変えることもできます。

昨今では、塗替えの機会に家の色を2色に塗り分ける「ツートンカラー」にしたり、色をガラリと変えおしゃれな印象に一辺させる人も多くいます。

 

■塗替えは『10年ごと』を目安に


外壁塗装の塗替え時期は、使用している塗料の種類や家の置かれている環境などによっても異なります。
そのため、必ずこの時期がきたらやらなければならないという時期はありません。
しかし、経年劣化のサインは家に表れるため、10年ごとに業者に依頼し点検してもらったり、外壁の状態を確認するようにしましょう。

 

■経年劣化の目安

では、経年劣化のサインとはどのようなものなのでしょうか?
実際に表れるサインをチェックしていきましょう。

●塗膜の剥がれや膨れ

外壁塗装が剥がれている部分があったり、膨れている部分はないでしょうか?
そのような状態になっている場合は、経年劣化しているサインです。

塗装が剥がれているということは、雨や雪などの水が家に直接当たっているということです。
早めに業者を呼び、塗替えを行うようにしましょう。

●ひび割れの発生


ひび割れはクラックともいわれ、表面に発生するひび割れを「ヘアークラック」といいます。
ヘアークラックは、細い髪の毛のようなひび割れのことです。

経年劣化の代表的なもののひとつで、発生するとひび割れから雨水が浸入してしまうので、注意が必要です。
対処方法としては、外壁塗装の塗替えやひび割れの箇所を埋める補修工事を行うという方法があります。

またひび割れのなかには、すぐに対処が必要な危険性の高いものもあります。
それは、幅が広く深いひび割れが発生している場合です。

このようなひび割れが発生している場合、なんらかの原因によって家が傾いていたり、シロアリによって土台がやられているなどの恐れがあります。

家が倒壊する危険性もあるため、早急にプロの業者に依頼しましょう。

●チョーキング現象


外壁塗装は、日々紫外線にさらされ続けることにより経年劣化します。

チョーキング現象とは、経年劣化によって外側に顔料が浮き出てくることで、外壁を触ると手に粉のようなものがつく現象のことをいいます。

●コケやカビ


防水機能がなくなり、水を弾かなくなってくると、家全体が湿気を帯びてきます。
すると、家の太陽の当たりにくい部分に「コケ」や「カビ」が発生する要因に。

コケとカビは、掃除をしてきれいにしようとしてもなかなか落としにくく、外観も悪くしてしまいます。
また、ベランダやバルコニーなどにも発生するため、定期的に注意してみておきましょう。

●コーキング(シーリング)の割れや剥がれ


昨今では、サイディング外壁の家が主流となってきています。
サイディングとは、外壁に使用する仕上げ材のひとつのことです。

サイディングボードを張り合わせて施工され、隙間は雨などが浸入しないように「コーキング」というゴムのようなもので充填します。

しかし、コーキングも外壁塗装と同じく、経年劣化するとひび割れや剥がれが発生するため、定期的に新しくコーキングを充填してもらう必要があります。
また、サイディング外壁でない家でも「窓やドアと外壁の接合部分」にもコーキングが存在するので、チェックしてみましょう。

 

■悪天候の日には外壁塗装ができない

・雨の日はNG
・湿度が85%以上の日はNG
・気温が5℃以下の場合はNG
・結露がある日はNG

実は、上記のような状況の場合は、外壁塗装を行うことができません。
施工不良を起こし、数年で外壁塗装が剥がれ落ちたりする危険性が高いためです。

そのため、条件が満たない場合には工事を中断したり延期することで対応します。

延になった場合、完成も遅れてしまうため外壁塗装の工事をするタイミングは、天候が安定しやすい時期を選択することがおすすめです。

 

■適した時期は「春」と「秋」


外壁塗装工事に適した時期は、「春」と「秋」です。
春と秋は、どちらも気温と天候が安定している傾向にあります。
そのため、工事がスムーズに進みやすいというメリットがあります。

対して、夏や冬は天候も変わりやすく塗料が乾きにくい時期であるため、外壁塗装工事を行うタイミングとしてはあまり適していません。

 

■定期的に塗装が必要な場所

では、外壁以外に定期的にが塗装が必要な箇所を見ていきましょう。

●屋根塗装


屋根は、最も雨によるダメージを受けやすい部分でもあります。
そのため外壁同様、定期的に塗装を行うことで防水機能を保つようにしましょう。

放置してしまうと、雨漏りが発生する恐れも……。

●付帯部塗装


付帯部とは、雨樋などの住宅以外の部分のことを指します。
塗替えを行わないと、錆びてしまう原因にも……。

取り替えが必要になれば、余計に工事料金が高くなってしまうため要注意です。

 

■サイディング外壁も「塗替え」が必要


サイディング外壁とは、サイディングボードを外壁に張り合わせて仕上げる外壁材のことです。

サイディング外壁の場合、外壁塗装は必要ないと思っている人も多くいますが、そうではありません。
通常の外壁と同じように、サイディングの上から塗装を行う必要があります。

外壁塗装の塗替えなら『原園塗装』にお任せください

原園塗装では、自信をもって施工してまいります。
「原園塗装に頼んで良かった」この声が聞きたくて、私たちは今後もさらなるステップアップを目指し、お客様に癒しの空間であったり、オンリーワンな空間を提供してまいります。

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