【外壁塗装】モルタルがぼろぼろになっているときの補修方法

鹿児島県薩摩川内市にて外壁塗装などを承っております、原園塗装の原園裕史といいます。

新築住宅だとめっきり見かけなくなりましたが、外壁がモルタルでできているお家は数多くあります。
実際に近所を歩くと、築40~50年のモルタル外壁のお家がまだ現役だったり。30年ほど前まではモルタルの外壁がメジャーだったので、中古物件はなおさら割合が高くなるでしょう。

モルタルは防火性に優れているため、一説によると焼け野原になった戦後に全国的に普及したとされています。
しかし、施工には大変な手間があるため、誰でも施工できて工程の少ない、サイディングボードへと外壁が変わっていきました。

このモルタル外壁につきものなのが、ひび割れや剥がれ。
早めの発見が一番ですが、なかにはぼろぼろで雨漏りが心配になるレベルになっていることもあるかもしれません。放っておくと、耐震性の低下などが懸念されます。
その場合の補修は、どのような方法があるのでしょうか。

今回は、モルタルの外壁塗装をお考えの方に、劣化ごとの補修方法について、ご紹介したいと思います。
もしモルタル外壁に気になる部分があれば、参考にしてみてくださいね。

■モルタルとは?

モルタルとは何かについて、あらためてご説明します。
モルタルはセメント・水・砂を混ぜたもので、外壁に塗る以外にレンガやブロックの接着剤として使用する建材です。
やわらかいので施工しやすいのが長所といえるでしょう。
この材料に砂利を加えるとコンクリートになります。

モルタルそのものには防水性がないので、ひと昔前のものは表面を塗装して仕上げるのが一般的。
劣化すると、地震などの振動や温度変化などによって、ひび割れなどが生じます。
以下に、モルタル外壁でよく起きる劣化とその補修方法などについて、紹介していきます。

これらの劣化は外壁塗装を依頼すると、程度によっては別途費用がかかりますが、問題なく補修に応じてもらえるので、補修だけよりも外壁塗装を依頼したほうがおすすめです。

■カビ・コケ・藻の除去方法

山や水辺の近くにあるお家は、外壁にカビ・コケ・藻が生えてくるケースがあります。
とくに白っぽい色の外壁は目立ちやすいです。
モルタルはとくに表面がざらざらとしているため、胞子が留まりやすく、そのままにすると落ちにくくなってしまうことに。
カビ・コケ・藻は根っこを張るので、通常の高圧洗浄では落ちません。

外壁塗装を行う際に除去で用いられるのは、バイオ洗浄とよばれる方法です。
バイオ洗浄は、洗浄剤を混ぜた水を噴射し、通常の高圧洗浄ですすぐもので、カビ・コケ・藻をきれいに取り除けます。
普通の高圧洗浄よりもコストはかかりますが、上から塗装すればきれいな状態を長く保てるでしょう。

■ひび割れの補修方法

ひび割れはモルタル表面によく現れる劣化です。
0.3mm以下の幅ならヘアークラックとよばれ、様子見をしても大丈夫ですが、それより大きいものになると後々大変なことになる可能性が高いです。放っておくと、建物の構造に響くことがあるでしょう。

このひび割れは、程度によって補修方法が変わります。
軽度であれば上から弾性塗料を塗れば間に合うほか、下塗り材のフィラーを擦りこむ方法が代表的です。
重度になると再発を防ぐために、ひび割れを含む周りのモルタルを削って、シーリングというゴム状の充填剤を詰める方法もよく取られます。こちらはUカット(Vカット)シール材充填工法と言われています。

■膨れ、浮きの補修方法

モルタルの表面にある塗膜が、水分を含むなどの理由で下地のモルタルから剥がれる劣化です。
防水性が低い状態なので、そのままにすると壁内に雨水が浸入することになります。
リシンやスタッコといった表面仕上げは、吹き付け塗装という今ではマイナーな方法を取られているため、補修できる業者も限られてしまうでしょう。

この膨れや浮きは、一度剥がしてから下塗り材を塗り、上塗り材を塗る方法などが取られます。
見た目がまわりと同じようになるので、施工後は剥がれの生じていた部分が分からなくなり、きれいに仕上がるでしょう。
表面ではなく、モルタル自体が浮いている場合は、空洞になっている部分にエポキシ樹脂を充填して接着させます。

■剥がれの補修方法

ひび割れが進行してモルタルが浮き、剥がれ落ちてしまう劣化です。
近年は強い台風の後などに、複数のお家で発生することも多くなりました。
モルタルの下にあるラス網が覗き、建物としては非常に危ない状態です。

この場合は、新たにモルタルを塗る左官補修が必要になります。
重度になると、モルタル外壁の下地になっている木材から取替えるケースもあり、補修のなかでは高い費用がかかるでしょう。
広範囲なら建替えを検討したほうがいいかもしれません。

■薩摩半島での外壁塗装は、原園塗装まで!

★ Before → After

原園塗装は、薩摩川内市にございます塗装店です。
一般住宅を中心に、外壁塗装・屋根塗装などを承っております。
モルタル外壁のお家で、紹介したような劣化が見られましたら、ぜひ当方までご相談ください。
国家資格の一級塗装技能士を取得しておりますので、外壁塗装のほか補修に関しても自信がございます。
長らくメンテナンスをしていないということでしたら、早めに専門業者に点検してもらうことをおすすめします。

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■まとめ

大部分のモルタル外壁の家は築年数が経過しており、外壁塗装や補修などのメンテナンスが必要な時期に差し掛かっています。
何もない状態でも、10年ほどノータッチでしたら、塗装業者などに見てもらうことをおすすめします。
台風などにぶつかって剥がれてしまうと、大きな痛手になる可能性が高いです。

原園塗装では、自信をもって施工してまいります。
「原園塗装に頼んで良かった」この声が聞きたくて、私たちは今後もさらなるステップアップを目指し、お客様に癒しの空間であったり、オンリーワンな空間を提供してまいります。

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